あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくおねがい致します。
昨年の事なのですが、上尾市にある「上尾天然温泉 日々喜の湯」の男湯、女湯の露天風呂の植栽工事のご依頼を頂き、工事させていただきました。
こちらの温泉には何度か通わせて頂いており、なじみのある温泉施設です。
ご依頼内容は、目隠しとなる植栽。寝湯と他のお風呂との目隠し的な仕切りが必要とのご要望。
施工前の様子 男湯
女湯
男湯は寝湯との間に仕切りがないので目隠しが必要ですね。女湯は仕切りはありますが、雰囲気を変えたいとのご要望。この空間に目隠し、いやいや「庭」を作り上げ、気持ちのいい露天風呂になるようにしていきたいと思います！
何度か打ち合わせをして図面を作成し、OK頂きました。
図面。寝湯の目隠しを設置する場所に土を持って来なければなりません。その為、プランターの様な構造物を製作します。今回はヒノキの板張り仕上げのプランターで植栽をしていきます！
さあ今回の工事、休館日を利用しての作業となります。休館日１日での作業となるため、これは相当しっかり段取りしないとえらい事になるぞっていうドキドキと、うちのスタッフと仲間達、先輩方、後輩など色々な方の知恵と力をお借りすればやれるだろうとワクワクの狭間を満喫しながら日々を過ごしていました。
温泉はナトリウムが多く植物にとっては非常によくないので、植栽プランターに温泉が入らないようにする必要があります。
床に直接置くことができないので基礎となる台を設置する必要があります。今回は栃木県産の深岩石を基礎に置く設計をしました。石質は凝灰岩と言って経年変化を楽しみやすい石材の一つです。同じ凝灰岩には大谷石という石材もありよく似てるんですけど大谷石よりも固く、吸水もしないためこちらをチョイスしました。
この基礎工事だけは事前にやらなければならない工事です。なのでプランターの基礎工事だけ営業が終わってからの夜間工事させていただきました。タイムリミットは営業終了後の夜中１時～朝９時までです！それでは夜間工事スタート！
辺りは真っ暗。深岩石や砂、セメントなどなど搬入の準備です。
貸切状態の露天風呂。夜の露天風呂雰囲気最高ですねー。
外構屋さんのアローズガーデン。中学の後輩で夜間工事手伝ってくれました！
最初は写真撮ったりしていましたが、なんだかんだタイムリミットの9時前までの作業となり、余裕もなく写真は開始２時間くらいの記録しかありませんでした。
基礎工事を無事に終え、プランターのヒノキの化粧板張りの準備です。大工さんの砂川工務店さんにご協力頂きました。
ヒノキ板の製材中。面を整えています。ヒノキのいい香りがしています。温泉といえばヒノキ風呂ですもんね。なので今回は香りを感じてもらいたく塗装なしの無垢の板張りで設計いたしました。
現場では時間がないので事前に作って置きます。
プランターの組み立ても植栽の配置も土の量も一度資材置き場でチェック。男湯と女湯の２現場となるので根鉢の位置など共有しておく必要がありますのでやれることはチェックチェック。
工事場所の露天風呂は２階にあるので土をこぼさないようにする準備も結構あったりで工事当日まで色々入念に準備しました。
工事当日の内容は次回の記事でご紹介いたしますのでそちらも是非見てください！
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